【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

「バックマン」と呼ばれる西田賢司 =042=

2019-02-23 06:12:49 | 浪漫紀行・漫遊之譜

〇◎ 命のことを知らずして、命の大切さは理解できない” ◎〇

= 探検的調査を実践する “探検昆虫学者” 西田賢司 =

【この企画はWebナショジオ_“「コスタリカ 昆虫中心生活」” に追記・補講し、転載した】

 中米コスタリカで新種の昆虫を見つけまくる男! 「バックマン」

曰く 『昆虫は、僕たちに自然の変化を教えてくれる一番身近な存在です』

◇◆ =042= 触角が翅の3倍もある蛾、ビクナガガ ◆◇

 再びコスタリカに舞い降りた。快晴。空港から車でモンテベルデの森へ、まぶしい太陽光に彩られた多様な緑を楽しみながらの運転だ。ところが自宅に到着し、ドアを開けると、部屋はすっかりカビ臭くなっていた。完全にカビているものまで・・・

  それはさておき、コスタリカの昆虫生活の話題に移る前に、今回は日本の昆虫を紹介したい。これまでぼくが、一度もその生きた姿を見たことがなく、憧れていた蛾、ヒゲナガガだ。名前は“ヒゲナガ”だが、長いのはヒゲではなくて触角。翅の3倍以上の長さがある。

  突然の出会いは7月、信州の峰の原高原でおとずれた。

  昼間、歩いて昆虫や虫こぶを探したり、植物や風景の写真を撮ったりした帰り道だった。林道沿いの少し開けたところで、猛スピードで飛びまわる昆虫たちが目に入った。追いかけ合いをしているようだ。夕方に群れている昆虫? 20匹ぐらいはいるだろうか?

  翅のかたちと飛び方を見て、トビゲラか?と思っていると、そのうちの何匹かが手前のトリカブトの葉の上に止まった。あっ!ヒゲナガガだ!

  「ヒゲ」をピーン!と立てて、みな同じ方向を向いている。緊張感が漂うたたずまいだ。  しばらくじっとしていたかと思うと、いきなりほぼ一斉に飛び立ち、1分ほど猛スピードで“追いかけ合い”をする。そしてまた葉の上にタッタッタッと舞い降り、しばらく休む。それを何度も繰り返していた。

ヒゲナガガ-2

  驚いたことに、飛び交っているときは、この虫の特徴である細長~い触角が見えない。小型の蛾なのにそんなスピードで飛んでいるなんて! おそらくこれはオスの群れで、メスを誘い出し交尾するために舞っているのだろう。ぼくは30分ほど大きく目を見開いて、その舞いを眺め、楽しんでいた。(どれだけ速いかは、掲載した動画で伝わるはず)

  突然の出会いに胸が舞い踊ったのであった。

◇◆ オオヒゲナガの舞い 撮影地:長野県、峰の原高原(34秒) ◆◇

・・・・・・ https://youtu.be/NebE0mvm8bI ・・・・・・・

◎● 緊張感ただよう休息 撮影地:長野県、峰の原高原(28秒) ●◎

・・・・・・ https://youtu.be/fGJBAkR5FkQ ・・・・・・・

  ヒゲナガガの同定は九州大学農学研究院昆虫学分野の広渡俊哉先生にお願いした。先生いわくヒゲナガガの生態に関する発見は、ほとんどが新知見になるという。

ヒゲナガガ-3

 =参考資料・文献=

コスタリカの世界遺産【自然遺産】 その一(2/2)

 グアナカステ保全地域(Area de Conservación Guanacaste)は、コスタリカの保全地域の一つである。コスタリカは、全国11の保全地域にグループ分けして管理を行うSNAC(Sistema Nacional de Areas de Conservación de Costa Rica)という制度を導入しているが、グアナカステ保全地域は、そのうちコスタリカ北西部グアナカステ州一帯に位置する保全地域である。

 1993年には、保全地域内のグアナカステ国立公園、サンタ・ロサ国立公園(海域を含む)、リンコン・デ・ラ・ビエハ火山国立公園、フンキリャル湾国立野生生物保護区、オリソンテス試験森林がユネスコの世界遺産リストに登録され、2004年にはサンタ・エレナ地区が拡大登録された。

グアナカステ国立公園(Parque Nacional Guanacaste)は、コスタリカ北部にある国立公園である。オロシ火山やカカオ火山)の斜面から、パンアメリカン・ハイウェーまで広がっており、そこでサンタ・ロサ国立公園に接している。 設定されたのは1989年のことで、その一因となったのはダニエル・ハント・ジャンセンが個人的に展開したキャンペーンと資金集めである。

 それによって、乾燥帯の森林と熱帯雨林との間を多くの種が季節ごとに行き来できるようになったのである。公園は約 340 km2 で、140種の哺乳類、300種以上の鳥類、100種の両生類・爬虫類、10,000種以上の昆虫の棲息が確認されている。 最も近い都市は北西のラ・クロスである。公園内にはグアナカステ保全地域の本部の他、研究拠点(station)が複数存在している。そのうちピティリャ(Pitilla)は公園の北東端に、カカオ(Cacao)はカカオ山南西の斜面に、マリトサ(Maritza)はカカオ、オロシ両火山の近くに、それぞれ位置している。

Guanacaste

・・・・・つづく

_ Discover Costa Rica - HD Travel Experience _

・・・・・・  https://youtu.be/EriElvbhpWk ・・・・・・


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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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